ほんの手すさびだった水彩画。
F4のスケッチブックを持ち歩いている間はなんとも思わなかったが、サイズがF6に変わっただけで、手で持ちながらスケッチというのが少々面倒になった。
かといってわざわざ専用のイーゼルを買うほど立派な絵を描くわけでもない。当然のように、じゃ自作してみようということになった。
調べてみるとなぜかお絵描き好きはイーゼル製作好きだ(ついでに自転車好きという人も不思議に多い)。
色々と工夫をこらした自作が公開されている。
しかし真似はしたくない。
基本コンセプトは、
1.製作が簡単
2.安い
3.F4〜F6が使える(可能ならF8も)
4.扱いが簡単
5.軽量・コンパクト
というわけで、当初は、
こんな風な、X型のバーを使うことで多サイズに対応できるものという設計をした。
ところがこれでは、紙サイズの対角線だけの長さが必要になって、コンパクトとは言いがたい。
そこで設計を変更し、今度はY字型を考えた。
が、それには先人がいた。自転車野郎さんである。
そこでまた設計を変更し、Y字変形タイプに。しかし縦棒はスライド式ではなく固定し、支え部分が可動する形を考えた。
これによって、紙のサイズおよび縦位置横位置にも対応できる。
基本はF6、横位置限定ならF8にも使える。
当初はF4対応のつもりだったが、F4ならわざわざイーゼルに載せることもなかろうということで計画からは除外した。
ただし、止めネジの位置を変える手間を厭わなければ、F4〜F8の縦横が使用可能だ。
材料が薄い鉄板なので、頑丈さには欠けるが、実際に使ってみたところ実用的には問題ないと判断した(F6の場合)。
重量は135150グラム。曲板(という名前を初めて知った)は鉄製クロムメッキ。ステンレスやアルミという選択肢もあるだろう。
1000円チョットでできれば安いものである。
詳細は以下の動画でどうぞ。