2013-11-14 21.09.43

 ほんの手すさびだった水彩画。
 F4のスケッチブックを持ち歩いている間はなんとも思わなかったが、サイズがF6に変わっただけで、手で持ちながらスケッチというのが少々面倒になった。
 かといってわざわざ専用のイーゼルを買うほど立派な絵を描くわけでもない。当然のように、じゃ自作してみようということになった。

 調べてみるとなぜかお絵描き好きはイーゼル製作好きだ(ついでに自転車好きという人も不思議に多い)。
 色々と工夫をこらした自作が公開されている。
 しかし真似はしたくない。

 基本コンセプトは、
1.製作が簡単
2.安い
3.F4〜F6が使える(可能ならF8も)
4.扱いが簡単
5.軽量・コンパクト

 というわけで、当初は、

Easel_design

 こんな風な、X型のバーを使うことで多サイズに対応できるものという設計をした。
 ところがこれでは、紙サイズの対角線だけの長さが必要になって、コンパクトとは言いがたい。
 そこで設計を変更し、今度はY字型を考えた。
 が、それには先人がいた。自転車野郎さんである。

 そこでまた設計を変更し、Y字変形タイプに。しかし縦棒はスライド式ではなく固定し、支え部分が可動する形を考えた。

2013-11-13 11.51.16 HDR

 これによって、紙のサイズおよび縦位置横位置にも対応できる。
 基本はF6、横位置限定ならF8にも使える。
 当初はF4対応のつもりだったが、F4ならわざわざイーゼルに載せることもなかろうということで計画からは除外した。
 ただし、止めネジの位置を変える手間を厭わなければ、F4〜F8の縦横が使用可能だ。

 材料が薄い鉄板なので、頑丈さには欠けるが、実際に使ってみたところ実用的には問題ないと判断した(F6の場合)。
 重量は135150グラム。曲板(という名前を初めて知った)は鉄製クロムメッキ。ステンレスやアルミという選択肢もあるだろう。
 1000円チョットでできれば安いものである。

 詳細は以下の動画でどうぞ。